思春期ならではの注意点
塾選びで気をつけたいことに思春期ならではの子供の気持ちというものがあります。
大人から見れば、そんなこと…というようなことでも、思春期の子にとっては勉強に集中できないぐらいの大きな問題になることもあります。
授業内容や月謝などとは別に、塾選びのポイントとしては覚えておく必要があります。
どんな子が通っている塾なのか?
思春期の特徴は、必要以上に周りの目を気にしてしまうということ。そんなこと気にする必要がないといえば、それまでなのですが、それが出来ないのが思春期の子供です。
塾を選ぶときも同じ。どんな子が通っている塾なのかということを子供は気にします。
特に「補習塾」という名前を掲げている塾の場合、「あんな頭の悪い子たちと同じ塾には通いたくない」と変なプライドを持っていることがあります。
このときに厄介なのは、そうした気持ちを言わないことです。自分も頭が良くないから、補習塾に通わなければならないということは分かっています。
分かっているからこそ、「あんな頭の悪い子たちと同じ塾には通いたくない」と言い出せません。その結果、「なんとなく雰囲気があわない」といったあいまいな理由をいうことになります。
塾に通う気がないのではない
親としては、こうしたあいまいな理由を聞くと、塾に行きたくないのかなと思ってしまいますが、そうではありません。
塾に行かなければいけないことは子供も気づいています。ただ、補習塾に通ってまわりからいかにも頭の悪い子と思われるのが嫌なだけです。
こうしたときは、補習塾ではない普通の塾に通わせるか、進学塾に通えるようになるまでは通信教育などをさせることが必要です。
本人も自分の立場が分かっているので、通信教育でも自ら勉強してくれるものです。