習い事を続けながら中学受験を成功させる方法
中学受験をするなら習い事を辞めなければならないと思っている人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。「二兎を追うものは…」とは限らないのです。
習い事と中学受験を両立させている人もいます。
むしろ、習い事を続けることが中学受験にプラスになることもあるからです。
習い事を続けながら中学受験をするメリット
習い事を続けることで中学受験のための勉強時間が少なくなるというデメリットはあります。スポーツ系の習い事だと「疲れてしまう」こともマイナスかもしれません。
ただ、習い事にはプラスの面もあります。
- 受験勉強のリフレッシュになる
- 忍耐力、精神力が鍛えられる
- 勉強時間が限られることで集中力が増す
「忍耐力、精神力が鍛えられる」というと堅苦しい精神論のように聞こえますが、要は「がんばる力」がつくということです。これは受験勉強でも必要です。
ガンバレば結果が出るということを習い事で経験している子は受験勉強でも踏ん張りが利きます。勉強もスポーツでも結果が出ない時期というのは誰にでもあります。
そのときに、もうひと踏ん張りできるか。
習い事を続けていると、そうした力をつけることができるのです。
また、受験勉強をするモチベーションにもあります。
習い事は、「好き」で始めたことがほとんどだと思います。
「好き」なことをやるために、勉強をガンバルというのはわかりやすい目的です。
受験合格だけを目的にしてしまうと、あまりに遠く感じてしまいます。
今週の日曜日に好きな習い事ができる。
こうした身近な目的のほうが、目の前の勉強に集中できるものです。
習い事と中学受験を両立させるために必要なこと
では、どうやって習い事と中学受験を両立させればいいのでしょうか。
両立に成功した人は、塾よりも家での勉強を重視しています。
塾だとどうしても時間が決められています。
また、習い事での試合や発表会などと重なってしまうこともあります。
通信教育などを活用した自宅での勉強を中心にすれば、習い事のスケジュールにも柔軟に対応できます。塾だとこうした対応ができません。
時間を効率的に使うには塾よりも家の勉強が向いている
また、習い事と中学受験を両立させるには時間を効率的に使わなければなりません。
このときに意外と無駄になってしまうのが塾への行き帰りの時間。
塾の授業で2時間勉強するために、必要なのは2時間ではありません。
行き帰りの時間と授業前後の時間が余分にかかります。
授業開始ギリギリに教室に入り、終わったらスグに教室を出るなんてことは現実的ではありません。授業開始前後にも余分な時間が掛かってしまいます。
積み重なるとこうした時間もかなりの時間になります。
家での勉強であれば、こうした時間が掛かりません。
時間を効率的に使うという点でも家での勉強を中心にすることが大切です。